以前から話題になっていた自転車の危険運転に転換期が来たのかもしれません。
何故なら政府は自転車の反則金制度(青切符)を導入した道交法改正法案を5月17日に成立させたためです。対象年齢は16歳以上です。
いつからはじまる?
公布から2年以内です。
反則金は5000~12000円になる見込みです。
ながら運転と酒気帯び運転の罰則も追加しています。
こちらは6か月以内に施行
刑事処分の対象(赤切符)となります。
なぜ自転車の反則金制度(青切符)への法改正まで至ったのか?
取り締まりが必要になった背景は?
自転車の危険運転で大きな事故になるケースが出てきたためではないかと私は思います。
私が遭遇した自転車の危険な行為はこれらがあります。
スマートフォンを使用しながらの運転
目の前で段差に躓き一回転しました。
その時は本人だけでしたが歩行者がいれば大変でした。
傘さし運転
雨の日にはよく見る光景ですが、両手で運転していても危ないのに、不安定な片手であれば事故にあう確率は高くなるのではないかと感じます。また前も見づらいため、とても危険です。
通行禁止区域に侵入
歩行者専用の商店街に普通に乗って入ってくる自転車がいます。
歩いてる小さい子やお年寄りも多いので大変危険です。
スピードの出し過ぎによる事故
これは単独事故ですが、坂を勢いよく下っていた自転車がハンドル操作を誤って事故をした現場を見ました。大けがをして救急車を呼ぶまでになりました。
イヤホンをして運転
周りが聞こえていないのか車が近寄っても横による気配がないです。
車は仕方なくよけるところが来るまで追走していました。事故にあう危険性が高いと思います。
最近は電動アシスト自転車を活用する人も増えていると思います。すごく便利な反面スピードが出るため、周りによく配慮する必要があると思います。
自転車事故に関する資料については警察庁のホームページに記載してあります。
警察庁ホームページ 自転車関連交通事故の状況
場合によっては刑事事件にもなりますのでよく理解して自転車を利用しましょう。
自転車の反則金制度(青切符)導入に際してメリット・デメリットは
メリット
交通ルールの遵守による事故減少への期待
反則金制度の導入により、自転車利用者が交通ルールをより厳守するよう意識しますよね。これにより、危険行為が減少し、全体的な交通安全が向上が期待できます。
上記交通ルールを守ることが徹底されることで、自転車事故が減少し、よく起こる歩行者との接触事故や車両との衝突事故が減ることが期待されます。
事故を減らすのが一番の目的ですからね。
公共の安全確保
自転車利用者がマナーを守ることで、道路でのトラブルが減少し、歩行者や他の車両にとっても安全な環境が作られます。
事故は起こらなくても歩行者の苦情はよく聞きますからね。
事故につながる要因ですから事前に注意喚起をするのが大事になってくるでしょうね。
公平性の確保
自動車運転者に対する交通違反の取り締まりがあるのに、自転車利用者にはなかったことを同様に罰則を課すことで、交通ルールの公平性が保たれます。
私はこのことをいつも思っていました。自転車の事故も常に多いのにと。自動車まではいかなくてもバイクに近いものだと私は思っています。
本意ではないですが、自転車利用者の意識改革になればと思います。
デメリット
過剰な取り締まり
反則金制度が適用されることで、自転車利用者が些細な違反でも罰金を科せられる可能性があります。
最初はメディアでも取り上げられるかもしれないので、こういうことはあるかもしれません。
制度の運用コスト
違反を取り締まるための人員やシステムの整備の実施など、行政コストが増加する可能性があります。
これを補填するために上記の過剰な取り締まりがなければいいですが、、、
自転車利用の減少
反則金制度の導入により、自転車利用者が減少する可能性があります。これにより、自動車や公共の乗り物を利用する人が増えて渋滞や混雑する場所が増える可能性があると思います。
渋滞や混雑が増えると事故の可能性はまた違うところで増えるのは困りますよね。
経済的負担
反則金が課されることで、経済的に厳しい状況にある人々にとっては負担となる場合があります。特に、学生や低所得者層には影響が大きいかもしれません。
収入がない学生は特に注意しなくてはいけませんね。
適切な周知が必要
なので新しい制度が導入された際に、その内容や目的を十分に周知する必要があります。利用者が制度について十分に理解せずに違反を犯してしまうことが考えられます。
この制度は知らなかったというパターンが増えそうで怖いです。しっかりと学校、職場等で周知する必要があると思います。
まとめ
自転車の反則金導入は歩行者との事故が問題となっているために法が成立した部分があると思います。
実際に大きな事故も起こっているので待ったなしの状況であるのは理解できます。
知らなかったでは済まされないので、周りの方や、自身のためにも今一度この問題について考えてみる必要があると思います。
私は最近自転車を運転することはありませんが、この先乗ることがあるかもしれないので、気を付けたいと思います。
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