高齢者の運転ニュースの話題となるきっかけを作った池袋暴走事故から約5年たちますが、
未だに高齢者の運転が絡んだ事故のニュースが多く、
私の親も高齢者に入るのでこれについては真剣に考えなくてはいけない問題であります。
こういう取り組みは少しづつではありますが、増えてていっているように感じます。
ただ私たち家族としては何か他にできることがあるのではないかと思います。
高齢者が運転するときには何が不安要素となるのでしょうか?
それに対する対策はあるのでしょうか?
またどうしても危険な時は説得するときが来るともいます。
そんな時には私たちはどうしたらよいのでしょうか?
いろいろ問題があると思うのですが考察していきたいと思います。
高齢者が運転するのは危険が多くとなる理由
高齢者になると単純に運動能力が若い人に比べて劣るのはもちろんのことですが、
判断能力や反応速度も衰えてくることも認識しておかなくてはいけません。
なぜなら、これらの能力は運転をする上で重要な能力であるからです。
運転は色々な視覚から情報を得て判断し、反応しますよね。
ではこれらが衰えて危険の可能性が大きくなるとき、家族としては何をしたらいいんでしょうか?
単純に頭ごなしにやめさせればよいのでしょうか(自主返納)。
これでは本人もなかなか納得できないでしょう。
まず運転しなければならない理由は何かを調べる必要があります。
そして、その理由を運転しないで解決できる方法はあるのか、制度はあるのか、
どこでも使えるのかも調べなくてはいけません。
説得の方法はどうすればいいのかを考える必要がありますね。
運転をしなければ生活ができない人が多いことが問題である
自主返納をためらう一番の理由として、
運転できなければ生活をやっていけないということ。(買い物、仕事、通院等)
確かにこれらができないとしたら、私も返納はしないと思います。
いつも自由に送迎がなければ無理ですよね。
それではどんな支援が必要なのか?
これはもう交通手段や移動手段の充実しかないですよね。
また使いやすい工夫、もちろん利用する値段ですね。
これらは交通インフラが乏しい地方にいけばなおさら深刻な問題でもあることはわかりますよね。
これらが自主返納を進める一つの対策で、
できなければ高齢者の自家用車の依存度は変わらず高くなり、自主返納も進まないですよね。
説得方法のアイデアは?
では仮に上記の対策が進められたとして、
それでも自分で運転を続けるといった高齢者はいると思います。
その時に家族はどう説得すればいいのか、またできることは何なのでしょうか?
1 通院している病院があればそこの先生に説得してもらう
病院の先生なら根拠があり、家族の言葉より納得できるかもしれませんね。
2 事故を起こした時のことを想像してもらう
自分だけでなく周りの大事な家族にも影響がでることを伝え、そして考えてもらう。
考えがそこで変えてもらえる人がいるかもしれません。
3 費用の説明
維持するほどの使用はしているのか、必要な時にサービスを使ったときの費用を家族で考える。
人によるかもしれませんが、サービスを使った方が費用を抑えられたり、不便を感じなかったりもあるかもしれません。
4 高齢者教習の結果を受け入れてもらう
これは不合格なら免許更新できません。自分の衰えを見てもらって、このままだと危険であることを認識してもらうのも根拠があり納得しれもらえるかもしれません。
5 免許返納をすると特典があることを伝える
各自治体によって違いがあるのでチェックしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
状況は人それぞれ千差万別であるため、
これがいいという解決策はなかなかないと思いますが、
事故を起こしてしまうと本人だけの問題だけに収まらないので、
とにかく状況をしっかり把握して何がベターなのかを家族で話し合いを重ねるのが大事です。
そして何ができるのか、できることから始めていこうと私は思います。
コメント